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発表会まであと2か月弱とか…

 

2か月って大人にとってはあっという間だけど、生まれて数年しかたっていない小学生にとっては「未来」なのでしょうね。羨ましいなぁ。

譜読み山をようやく登り切って曲の全景が見えてきて、うれしそうな小学生たち。まずはよく頑張りました。でもここからが本当の練習の始まりでもあるのですよね。大きな生徒さんたちはこの先の大変さもよくわかって少ない時間をやりくりしながら頑張っていて、その成長ぶりを心から誇りに思います。

本番までの道のりをマラソンに例えたり登山に例えたりするけれど、ピアノの練習は走った距離も実感しづらいし、そもそも頂上はあるのか?とも。

底がどのくらい深いかもわからない、水が漏れているかもしれない大きな水瓶に毎日毎日水を注ぎ続けて、もうだめかと思う頃にやっと水があふれ出て「ああ、よかった。報われた!」そんな感じかな。

 

レッスンでは何を伝えるか、と同じくらい「あえて注意しない」という見極めも難しい。指導歴の浅かった頃はとにかく全部言わなくては、と思っていたけれど段々そうではないことが分かってきた。でも、熱意を注ぎ込むことで何かが伝わることもあるので「熱さ」も必要、押したり引いたりの奮闘は続く…。