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ホールレッスン&リハーサル

仙台から戻って翌週は発表会1ヶ月前のホールレッスンでした。
広い空間で音の広がり、減衰を聴けているか、低音高音の音のバランスは取れているか、音色の変化は?など確認して足りない点をあぶり出し本番までのレッスンの方向を見定めていきます。
また、ステージで履く靴はこのホールレッスンまでに出来るだけ用意していただいています。足台、補助ペダルの高さを確かめたり、靴を履かずに踏む時との違いを理解してもらっています。

小さい生徒さんの場合はひとりでステージに出て、お辞儀して、座って弾いて、終わったら…というステージでの一連の流れを練習して、もうすぐ発表会なんだな、という意識付けをする機会になっています。

教室を始めたばかりの頃は発表会前のホールレッスンのお声かけをしても参加者が少なかったのですが、めげずに毎回続けていたらいつの間にか参加率100%近くなり、ならばと今回初めて休日開催にしたところ、確保した時間では足りない位の熱いホールレッスンになりました。靴もきちんと用意してくださり、ご家族のご協力に感謝するばかりです。

1ヶ月前からは当日に向けて事務作業もじわじわと増えてきました。プログラムを決めて印刷に出し、リハーサルのスケジュールを組み、ホールに打ち合わせに行き、記念品を探し、と雑務に追われるうちに半月が過ぎ、今週末は本番1週間前リハーサルです。この日が暗譜のリミット、また細かく一音一音を組み立てる練習から曲全体をを大きく捉え見通す練習へシフトし、最後まで弾ききる気力、体力もつけていきます。

あと一週間どこまで伸びるか楽しみです。持てる能力が存分に発揮されますように。